地域ブランド研究会 (毎月開催)

■第20回
講演者:

 阪南大学流通学部 教授 平山弘先生

テーマ:
 ブランド価値の創造と崩壊に関わる研究
日時:
 2010年3月19日(金) 18:30〜20:30

ブランド価値は企業を構成する関係者のみならず、様々なステークホルダーまで影響を与える資産となっています。

企業が持続的な競争優位性を保持し続けるためには情報価値をベースにしたブランド価値の構築と組織内・外にその価値を伝達すること、そして(それを支える)システムやモデルの枠組みが重要であると平山先生は指摘されています。

しかし、ブランドの情報価値が重要になってきているにもかかわらず、近年の日本企業において情報価値の伝達への遅れが目立ち、結果としてこれまで築いてきたブランド価値を一瞬にして崩壊させ、企業の倒産や廃業に追い込まれる悲劇が多数見出されるようになっています。

今回は平山先生のこれまで研究である「ブランドの価値の創造」と 現在取り組まれている「ブランド価値の崩壊」に関する研究について、ケースを交えてご講演いただきました。

(・前者のケース:「ザ・リッツ・カールトン」と「ルイ・ヴィトン」)
(・後者のケース:「北海道・石屋製菓」)